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『新蒸気波要点ガイド ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2009-2019』のイメージイラスト(実際の表紙ではありません)

死んだと言われるたびに増殖した、ネットにしかない音楽の10年。

イラストはイメージです(実際の表紙とは異なります)

デザイン・音楽・クリエイティブ

新蒸気波要点ガイド ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2009-2019

佐藤 秀彦 ・ Kindle版

ヴェイパーウェイヴディスクガイドネット文化音楽
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ひとことで言うと現場も店頭もないネット発の音楽ジャンル、ヴェイパーウェイヴの2009〜2019年を、年代別ディスクガイド、対談、インタビュー、用語集、年表で記録したDU BOOKSの本。名前より先に様式が揃い、「死んだ」と言われるたびに分かれて増えた流れが、一冊で追えます。

INTROどんな本か

みなさん、ヴェイパーウェイヴって聞いたことありますか?

この本の「はじめに」の説明を借りると、80年代ポップスや店内BGMを減速・低音質化して、ループさせる音楽。ネット上に大量にあるのに、現場も店頭もない。匿名的で、軽く見られがち。いや、説明だけ聞くとほんまに謎ですよね。笑

でも、そのデタラメさが魅力だ、というのがこの本の立場です。埋もれていく音源を、2010年代末の時点で記録しておく。DU BOOKS(発売ディスクユニオン)から2019年12月6日に出た本で、編は New Masterpiece。前身は2017年夏に東京のレーベルが出したZINE『蒸気波要点ガイド』で、書籍化で大幅に加筆されています。

俺はこの「記録する」という一点が、いちばん好きです。2020年に、LIMITSを取材してもらった10分足らずの映像を見返して、「記録って大事だな」と書いたことがある。残っていなければ、あとから意味を読み直すこともできない。ネットにしか居場所のない音楽ならなおさらで、サイトが消えたら音も一緒に消える。

執筆はさやわかさん、imdkmさん、糸田屯さん、hitachtronicsさんほか十数名。年代別のディスクガイドを軸に、対談、インタビュー、コラム、用語集、年表が組み合わさっている。音源と証言と年表の三方向から、ひとつのジャンルを押さえにいく作りです。

面白いのは、名前より先に様式が揃っていたこと。そして「Vaporwave is dead」と言われてからも、むしろ増殖したこと。終わりの語りが次の波を生む構図が、通して読むとはっきり見えてきます。

音を聴かなくても読める、というのも特徴です。ジャケットのモチーフ図録や、約70レーベルを2軸で配置した蒸気波分布図など、眺めて楽しむ要素が多い。気になる年代から入ってかまわない。

効くのは、ヴェイパーウェイヴやFuture Funkをきちんと知りたい人。ネット発の文化やミームの成り立ちに興味がある人。レトロなデザインや音のモチーフを、制作に使いたい人です。

ざっくり言うと、ジャンルの墓標であり、同時に地図でもある。俺は、ネットの片隅で鳴っていた音を紙の上に置き直したこの仕事を、かなり本気で評価しています。

CHAPTERS章ごとの中身

はじめになぜ今、ヴェイパーウェイヴを記録するのか

「なぜ今、ヴェイパーウェイヴを記録するのか」のイメージイラスト

佐藤秀彦さん著、New Masterpiece編の、横書きのディスクガイドです。前身は2017年夏に東京のレーベルNew Masterpieceが出したZINE『蒸気波要点ガイド』で、書籍化で大幅に加筆された。作品ごとに、ジャケット、サブジャンルのタグ、作品名、アーティスト、レーベル、発売日、評者名が並ぶ形式です。

「はじめに」は2019年11月付。一般的な説明は、80年代ポップスや店内BGMを減速・低音質化してループさせる音楽で、Future Funkもその派生とみる。ネット上に大量にあるのに現場も店頭もなく、匿名的で、軽く見られがち。それでも、そのデタラメさが魅力だとして、埋もれる音源を2010年代末の時点で記録するのが狙いだと宣言します。

小さなZINEで出して、あとから本にする。この順番そのものが、このジャンルらしいと思う。

part12009〜13年、名前より先に様式ができた

「2009〜13年、名前より先に様式ができた」のイメージイラスト

起点は2009年7月。OPN(Daniel Lopatin)がSunset Corp.名義で「Angel」「Nobody Here」をYouTubeに投稿した。80年代CMや旧式CGのループ映像に、減速・反復した曲を重ねたものです。2010年8月のChuck Person名義『Eccojams Vol.1』(少部数カセット)で手法がまとまる。同じ2010年にNYの骨架的も独自に制作していて、「Nobody Here」はVektroidに、「Angel」は骨架的に影響した、と整理されます。

2011年にはJames Ferraro『Far Side Virtual』が消費社会を明るく皮肉り、Vektroidが多数の変名で量産。12月のMacintosh Plus『Floral Shoppe』が、音、ジャケット、言葉づかいの型を示した記念碑とされる。役割分担も明快で、Lopatinは音中心、Ferraroは消費社会のジャンク音のコラージュ志向でMallsoftの源流、統合したのがVektroid。命名はINTERNET CLUB周辺とされ、「OPNはスタートでありゴール」という言い方が出てきます。

2012年には、INTERNET CLUBらの日本のCMコラージュや企業PVのパロディが出る。年内に早くも「Vaporwave is dead」の声が上がる一方、Blank Bansheeがトラップと融合してポップ化の土台を作った。2013〜14年は、fortune 500、business casual、Dream Catalogueなどのネットレーベルが量産の場になり、SAINT PEPSIらがFuture Funkを開き、Mallsoftも本格化します。

対談では、ギリシャ彫像にCM映像を合わせた『Floral Shoppe』のジャケットを「発明」と評価している。デザインを本業にしてきた俺としても、ここは大きく頷くところです。音より先に、まず絵で「これはこういうジャンルだ」と伝わってしまう。

対談背景はニューエイジ、コラージュ、80年代

「背景はニューエイジ、コラージュ、80年代」のイメージイラスト

Pre-Vaporwave対談は、背景を3つに整理します。①ニューエイジと神秘主義(70〜80年代)。癒やしや東洋趣味、反消費の態度そのものが商品になる矛盾で、Vaporwaveは失われた80年代を夢見るエキゾチック音楽として聴ける、という仮説。②ポストモダニズムとシミュレーション。サンプリング、コラージュ、プランダーフォニクスの流れで、CMが素材になるのは15秒に消費のイメージが凝縮されているから、という読みです。③レトロフューチャリズムと80年代リバイバル。Synthwaveは手弾きでスクリューしない点が別物です。

流通の話も面白い。Adam Harperの記事、Tumblrのタグ文化が「名乗ったもの勝ち」のジャンルを量産し、違法アップロードとMP3ブログの時代にCDが売れず、世界中の無名音源が掘り起こされた。日本ではele-kingなどが早期に紹介し、世界に広まったのはDUMMYの2012年7月の記事、とされます。

インタビューでは、骨架的が、DJアプリで一発録り、90年代ヒップホップ育ちで、動機は当時のネットの空気だったと素朴に語る。INTERNET CLUBは当時高校生。自作は「サンプリングを論じる」のでなく「サンプリングを土台にした」音楽だと区別し、日本語の使用は、オリエンタリズムの懸念を自覚しつつ、意味を断ち切る意図だったと説明しています。

ジャケットの定番モチーフ(胸像、ヤシの木、ピンク〜シアンのグラデーション、旧ゲームのCG、Windows 95のアイコン、奇妙な日本語など)を集めた図録もあって、眺めるだけで様式の文法が分かる。名乗ったもの勝ち、と聞くと乱暴に見えるけど、ジャンルは、作る側と聴く側が後から一緒に決めていくものだと思う。

part2〜3Future Funkの型と、自作の音へ

「Future Funkの型と、自作の音へ」のイメージイラスト

part2末尾は2014年夏。Future Funkが「型」に固まる前後で、大きく扱われるのがYung Bae『Bae』です。80年代ダンス曲と日本のアニメ・歌謡を素材に、曲として聴ける作りで、ジャンルの日本偏重を体現した1枚とされます。

用語集「蒸気波大辞典」は、約50語をOSのウィンドウ風デザインで解説する。Aesthetic、Eccojams、Utopian Virtual、Mallsoft、Future Funk、Vaportrap、Hardvapour、Seapunk、Signalwave、Hypnagogic Pop、Plunderphonicsなど。Vaporwave本体は、80年代のAOR、スムースジャズ、ミューザックを加工し、資本主義への皮肉とも郷愁とも読める音楽、と定義されます。

part3「Birth of a New Day 2014-2015」の章題は、2814『新しい日の誕生』から。自作の音で作る未来都市アンビエントで、サンプリング中心から離れる流れの象徴です。Dream Catalogue(HKE)のサイバーパンク路線、猫 シ Corp.『Palm Mall』によるMallsoftの確立、Vaportrap、Signalwave、ゲーム音楽系が並ぶ。Future Funkはブギー・アイドルらで最盛期へ向かい、SAINT PEPSIはSkylar Spenceとしてメジャー契約して離脱。サブジャンルが分岐して、別々の道を歩き始める時期です。

借り物の素材から始まった様式が、だんだん自分の音を持ち始める。この流れは、ちょっと胸が熱い。

コラムカセットの流行とPlastic Love現象

「カセットの流行とPlastic Love現象」のイメージイラスト

フィジカルのコラムは、デジタル発なのにカセットで出るのは、地下の実験音楽が安いカセットで流通していた系譜からだ、と説明します。年間本数は、2014年に約100、2015年に約500、2016年に700超、2017〜18年に約800。限定盤のプレミア化と転売・海賊版、帯付き、VHS、フロッピー、MD、日本のレコード店の専用棚まで追っている。

香港のNeoncity Records(Davy Law)のインタビューも載っています。シティポップのカセット収集から、2017年にNight Tempoと組んで設立し、月2,000〜3,000個を出荷。著作権については、Future Funkが原曲への入口になり、再評価を後押しした、と語り、公式のFuture Funk(Night Tempo×Wink)へ向かう。

「インターネットのPlastic Love」は、2017年に竹内まりやの曲が無断で上がり、YouTubeの推薦で世界的ヒットになった件です。写真家の異議で2018年末に削除され、2019年に交渉で復活した。アルゴリズムが発見を作る時代の象徴として語られます。

俺は自分の曲をMonogenic名義で配信していて、JASRAC登録もレーベル所属もないから、配信などで自由に使ってくれていい、と書いて出している。囲い込むより、誰かの入口になるほうがいい。Neoncityの話は、その感覚にかなり近いと思う。

part4「死んだ」と言われてから2,000作超へ

「「死んだ」と言われてから2,000作超へ」のイメージイラスト

part4「Vaporwave is dead? 2015-2017」は、2015年を、小さな山(2014)と大きな山(2016以降)の間のエアポケットと位置づけます。「Vaporwave Is Dead」と題する作品が相次ぎ、その反動としてwosX『End of World Rave』からHardvapour(ガバ/ハードコア、加速)が生まれた。2016年はリリースが年2,000作超に増えて玉石混交。Future Funk、Mallsoft(実在のKmartを題材にした作品など)、アンビエント、9.11を扱う猫 シ Corp.『News at 11』などに分化します。

蒸気波分布図は、2017年4月時点の約70レーベルを2軸で配置したもの。横軸は収縮(既存スタイルの洗練)⇔拡散(境界の曖昧さ=多産性の源)、縦軸は外向き(明るい・リゾート的)⇔内向き(室内・深夜・アンビエント)。両極とも根は「chill」志向で、右上にFuture Funk圏、右下にVaporwaveの定番レーベルが来ます。

札幌のインタビューが2本。豊平区民は、海外のDream Catalogueなどから作品を出す数少ない日本人で、原点はBOREDOMSとナゴム系。2013年に情報デスクVIRTUAL『札幌コンテンポラリー』を聴き、「札幌の人間がやるべき」と制作を始めた。Seikomartは、コンビニ名をもじった札幌近郊のレーベル(2015年末始動)。コンセプトは「Craft Konbini」で、カセットを1本ずつ手でダビングし、ブローチなどの雑貨まで2年弱で80点超を出しています。

死亡宣告が出るたびに、反動で新しい枝が伸びる。終わったと言われたものほど、しぶとい。

part5・コラムポップ化と、ゲームとの相性の悪さ

「ポップ化と、ゲームとの相性の悪さ」のイメージイラスト

part5「Vaporwave Now 2017-2019」は、Future Funkの拡大とポップ化(Night Tempo『Fantasy』、Sailor Team、SAINT PEPSIの約6年ぶりの復帰、Moe Shop)、ノンサンプリング化(Post-Vaporwave。Macintosh Pro、FM Skyline、猫 シ Corp.&telepathの全編オリジナル作)、日本勢のレーベル、ゲーム音楽系を扱います。締めは、2018年11月の日本初Vaporwaveツアー「NEO GAIA PHANTASY」の再現盤。

ゲームのコラム(さやわか)は、Hotline Miami以降のレトロ風インディーゲームの多くは「Synthwave的」だと整理する。2018年ごろ、スプラトゥーン2の追加コンテンツなどにVaporwave的ビジュアルが現れたが、大半は皮肉を伴わない見た目の借用。Synthwave的なものはノスタルジーで成立するが、Vaporwave的なものは破綻、グリッチ、不条理を見せる方向なので、ゲームらしいゲームと相性が悪い、と結論します。

Equipのインタビューは、架空のRPGサントラの話。遅くしたドラム、90年代初頭のシンセ音色、SNESやPS1のRPG効果音が核で、短命ハード(バーチャルボーイなど)こそ「vaporware」にふさわしい、という視点が面白い。アニメのコラムは、アニメが必要だったのではなく、参照したミームに日本のアニメが多かっただけ、と結論しています。

見た目だけ借りると、皮肉が抜けて、ただのレトロ風になる。これはデザインの現場でもしょっちゅう起きることだと思う。

part0・巻末源流の盤と、正しい読み方を決めない理由

「源流の盤と、正しい読み方を決めない理由」のイメージイラスト

part0「Proto-Vaporwave 1980-2009」は、後から先駆として再評価された盤を集めます。ニューエイジ(吉村弘の資生堂非売品盤など)、スムースジャズ、坂本龍一『未来派野郎』、ゲーム音楽、ツイン・ピークス、プランダーフォニックス(Negativland、John Oswald)、OPN『Memory Vague』まで。

銭清弘さんのエッセイ「ミームと大義なき聖戦」は、Vaporwaveをボードリヤールのシミュラークルのネット版であるミームとし、「経験できなかった歴史」の追体験、誰でも当事者になれる場とみる。「死んだ」と言われたのは、反消費主義の終わりより「何かになってしまった」から。Lo-Fi Hip Hopは簡潔で読み込めず、Vaporwaveは読み込まれすぎるので政治利用されやすいが、「正しい読み方」を決めることは自己否定になる、という論です。

年表は2005〜2019。2011年に語の初出、12月にFloral Shoppeで完成、2012年に名称定着、2013年に『Hit Vibes』でFuture Funk確立、2017年に原書ZINE刊行(世界初のガイド本)、2018年にFloral ShoppeがYouTubeから著作権削除、と続く。最後の対談「Vaporwaveの未来」は、Future Funkはダンス音楽として分離し、「死んだまま大きくなる」ゾンビ的なしぶとさがある、という見立て。Vaporwave以後は新ジャンルの連鎖が止まった、とも語られます。

正しい読み方を決めない。俺は2020年に、音楽はジャンルで語るものじゃなく聴き手のものだ、と書いた。読み込まれすぎる音楽を、読み込まれすぎるまま置いておく。その態度ごと記録したのが、この本だと思う。

LESSONS明日から使える教訓

  1. 名前を付けた者が、棚をつくるタグを付けることで、カテゴリと市場ができる。ジャンルの成立と流通は、プラットフォームが決めていく。クリエイティブ的にいうと、名前のないものは棚に並ばない、ってことです。
  2. 小さなフィジカルに、一言のコンセプトを載せるデジタル品より、限定のカセットや雑貨のほうが高い価値を生む例が出てくる。「Craft Konbini」のように一言で言えるコンセプトがあれば、少人数でも海外に届く。俺的には、ここがこの本でいちばん実用的な学びだと思う。
  3. 読まれ方は、作り手には決められない流用や誤読は避けられないから、押し付けるより、守る一線を先に決めておく。80〜90年代の広告やCGの記号は懐かしさを呼ぶ語彙として使えるけど、他人の素材の流用には権利の問題がある。そこだけは、最初に線を引いておくこと。

CONCLUSION俺の結論

結論。消えそうなものほど、今のうちに記録しておけ。

明日やることは一つでいい。年表の気になる年から一枚だけ選んで、実際に聴いてみる。それから、自分の仕事の棚に、まだ名前のついていないものがないか探してみる。名前をつけた瞬間に、それは棚に並び始めます。様式は、だいたい名前より先に動いている。

死んだと言われても、記録が残っていれば、あとから何度でも読み直せる。この本は、ネットの片隅で鳴っていた音を、紙の上に確かに置いてくれた一冊です。

FOR YOUこんな人におすすめ

合わないかもしれない人:ヴェイパーウェイヴの入門の1枚だけを知りたい人。年代別に多数の作品を並べる、記録の本です。

FAQよくある質問

『新蒸気波要点ガイド』は何が書いてある本ですか?

ヴェイパーウェイヴの2009〜2019年を、年代別ディスクガイド、対談、インタビュー、用語集、年表で記録した本です。

ヴェイパーウェイヴとは何ですか?

本書の一般的な説明では、80年代ポップスや店内BGMを減速・低音質化して、ループさせる音楽です。2009年7月のOPNの投稿が起点とされています。

この本はいつ、どこから出版されましたか?

DU BOOKS(発売ディスクユニオン)から、初版は2019年12月6日に出ています。編は New Masterpiece で、前身は2017年夏のZINE『蒸気波要点ガイド』です。

ジャンルはどう成り立ったのですか?

2009年のOPNの投稿に始まり、2010年のChuck Person『Eccojams Vol.1』、2011年12月のMacintosh Plus『Floral Shoppe』で、音・ジャケット・言葉づかいの型が揃った、と整理されています。

背景にある文化は何ですか?

ニューエイジと神秘主義、ポストモダンのサンプリングとコラージュ、レトロフューチャリズムと80年代リバイバルの三つが挙げられています。

Future Funkとは何ですか?

本書ではヴェイパーウェイヴの派生とみなされています。2014年に「型」に固まり、SAINT PEPSI『Hit Vibes』やYung Bae『Bae』などが紹介され、のちにポップ化も進みます。

「Vaporwave is dead」とはどういう意味ですか?

2012年に早くも出た、ジャンルは終わったという声です。その後もサブジャンルに分かれて増殖し、終わりの語りが新しい波を生む構図が、本書で追われています。

コラムや用語集には何がありますか?

約50語の「蒸気波大辞典」、フィジカルリリースの増加、Neoncity Records、竹内まりやの曲の推薦ヒット、約70レーベルを2軸で配置した蒸気波分布図、年表(2005〜2019)などがあります。

入門書として読めますか?

ジャンルの全体像はつかめますが、年代別に多数の作品を並べる記録の本です。聴く1枚だけを知りたい人より、背景まで知りたい人に向いています。

政治的な話題には触れていますか?

極右的な派生(Fashwave)にも触れ、銭清弘さんのエッセイは政治利用されやすい理由を論じています。本書の記述として紹介されるもので、特定の立場を勧める本ではありません。

MONOGENIC伊丹谷のブログから

ご注意:作品名やアーティスト名は代表例にとどめ、評価や年代は本書の記述の紹介です。極右的な派生など政治的な話題にも触れる本ですが、本書の記述の紹介にとどめます。一部の作品名や対談者名は、略号表記などのため確認できていません。

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本文は書き写さず、自分の言葉で紹介しています。内容に誤りがあれば、本でご確認ください。 当ページのリンクはAmazonアソシエイト(広告)です。詳しくは広告について。

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